レースガイド

1958年に創設され、浦和競馬では2番目に歴史が古い3歳重賞。2022年からは1,500mで施行されている。2024年に南関重賞・ネクストスター東日本が新設され、負担重量が定量から別定に変更された。
実績馬と新興勢力がぶつかりあう南関三冠路線を占う一戦。過去10年でこのレース出走馬から4頭の東京ダービー馬（2023年までは南関限定重賞）を輩出している。
【１着馬にネクストスター東日本競走への優先出走権を付与】

データ分析

4番人気以内に支持された馬をうまく組み合わせたい

※データは過去10年分(2016～2025年)を対象にした。

1・2番人気のいずれかを連軸に

　1番人気は3勝2着4回、2番人気も4勝2着2回3着1回。共に複勝率70％。共に連対を外したのは2018年のみ。
　3番人気が3勝3着3回、4番人気は優勝こそ無いが2着4回3着2回。上位人気馬の信頼度が高い。
　5番人気以下は65頭で3着4回のみ。
　但し1～3番人気で上位独占したのは2017年・2024年の2回のみ。
　1・2番人気のいずれかを連軸とし、3着はひと捻りしたい。
【単勝人気別成績】(過去10回)

4番人気以内の浦和所属馬VS船橋所属馬

　船橋所属馬が5勝2着3回3着3回で連対率29.6％、複勝率40.7％と圧倒しているが、近6回で見ると3回は馬券絡み無し。
　地元浦和所属馬は出走頭数も多いが3勝2着3回3着4回と奮闘。但し全て4番人気以内に支持されていた。人気に注意したい。
　大井所属馬、川崎所属馬はこれといった傾向がなく、人気馬なら。
【所属別成績】(過去10回)

断然牡馬、牝馬は3番人気以内なら

　牝馬の一線級は年末の東京2歳優駿牝馬に向かうため、馬券絡みは28頭が牡馬。牝馬で優勝した2頭はトーセンガーネット(2019年3番人気)、ホーリーグレイル(2025年2番人気)。
　一方、馬券圏外に敗れた牝馬10頭は全て4番人気以下だった。
【性別成績】(過去10回)

人気に推された5～7枠の馬に注目

　2021年までは1600m、2022年からは1500mで行われているので一概には言えないが、5～7枠が7勝2着3回3着2回、優勝した7頭は1・1・2・2・2・2・3番人気だった。
　1～3枠も3勝2着6回3着3回で複勝率40％。
　ただ、1500m戦に距離が短縮されてからの4年は1・2枠の馬券絡みが無くなっている。
【枠順別成績】(過去10回)

好位から競馬が出来る人気に推された馬

　好位からの馬は5勝2着3回3着3回と抜けているが、全て4番人気に推されていた。
　逃げ馬は1勝2着3回だが全て1番人気。対して捲った馬が2勝2着2回で2・3・4・4番人気馬。妙味はこちらか。
　差し・追込馬は2勝2着2回3着7回だが、1600m戦から1500m戦に短縮された2022年以降では3着2回(3・7番人気)といまひとつ。
【脚質別成績】(過去10回)

馬格がありながら新馬戦から好成績の馬を

　ローテーションではハイセイコー記念出走馬が2勝2着5回3着2回と好相性。5・7・10着からの巻き返しもあるので注意したい。
　JBC2歳優駿(2019年までは北海道2歳優駿)出走馬が3勝2着1回3着2回、全日本2歳優駿出走馬が3勝2着1回3着1回でこれに続く。
　馬券に絡んだ30頭中16頭は新馬勝ちの実績があり、残る14頭中13頭も新馬戦3着以内だった(2022年ダイナソーは門別競馬デビューで4着)。
　ホッカイドウ競馬出身馬が6勝2着1回3着3回となっているが、内7頭はサンライズカップ出走馬だったことに留意したい。
　最後に馬体重、470キロ以上が7勝2着4回3着7回で毎年馬券に絡んでいる。逆に440キロ以下の馬は2着1回3着2回のみで狙いにくい。

ライター：友好春