レースガイド


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前回優勝馬:アウストロ号

1957年に2000mのハンデ戦として創設され2001年まで実施されたが、2002年から2007年まで休止。2008年から1500m戦として再開された。
2011年オーバルスプリントがダートグレード競走として9月施行となってからは、浦和競馬の年末を締め括る重賞となった。2017年にはSIIに格上げ・1400m戦に変更、2021年には南関東スプリント路線下半期の頂点として位置づけられSIに格上げされた。
近10年の優勝馬で現役を続行した8頭中7頭は翌年にも重賞を勝つ活躍をしている。

データ分析

上位人気馬から手堅く仕留めたいレース

※データは過去10年分(2015~2024年)を対象にした。

1・2・3・5番人気の4頭の組合せで考えたい

 1番人気は3勝2着4回3着2回で複勝率90%。唯一馬券圏外となったのはSIに昇格した昨年で、傾向が変わったのかよく吟味したい。
 2番人気が3勝2着2回3着1回、3番人気が2勝2着2回3着2回で共に複勝率60%。これに続くのが5番人気で1勝2着2回3着2回で、以上4頭の組合せで考えたい。
 4番人気は3着が1回のみ、6番人気以下も1勝3着2回のみで狙いにくい。
 1・2番人気が共に連対を外した事はなく、10年中8回は1~3番人気が2頭以上馬券に絡んでおり固く収まりやすい。

【単勝人気別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1番人気 3 4 2 1 70.0 % 90.0 %
2番人気 3 2 1 4 50.0 % 60.0 %
3番人気 2 2 2 4 40.0 % 60.0 %
4番人気 0 0 1 9 0.0 % 10.0 %
5番人気 1 2 2 5 30.0 % 50.0 %
6番人気以下 1 0 2 62 1.5 % 4.6 %

浦和所属馬を中心視

 地元浦和所属馬が4勝2着4回3着6回、10年中8回で馬券に絡んでいる。
 大井所属馬は3勝2着4回で連対率ではこちらが上位。
 船橋・川崎所属馬は連対率ではやや劣勢も、複勝率なら互角。紐穴に据えるのが良いか?

【所属別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
大井 3 4 0 20 25.9 % 25.9 %
船橋 2 1 3 19 12.0 % 24.0 %
浦和 4 4 6 38 15.4 % 26.9 %
川崎 1 1 1 8 18.2 % 27.3 %

4~8歳馬で大きな差は無い

 勝ち馬の数では4歳馬が頭1つ抜けているが、連対率では7歳馬が2勝2着4回3着2回、6歳馬が1勝2着3回3着2回で優勢。
 5歳馬・8歳以上馬も大きな差は無く、あまりに気にしなくてもよい。
 3歳馬は6頭が参戦して馬券絡み無しで狙いにくい。また9歳以上馬の馬券絡みも無い。
 牝馬の出走は2頭だけで、2022年重賞8勝の女傑サルサディオーネが2番人気で2着しているのみ。

【馬齢別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
3歳 0 0 0 6 0.0 % 0.0 %
4歳 3 1 1 16 19.0 % 23.8 %
5歳 2 1 2 14 15.8 % 26.3 %
6歳 1 3 2 12 22.2 % 33.3 %
7歳 2 4 2 18 23.1 % 30.8 %
8歳以上 2 1 3 19 12.0 % 24.0 %
牝馬 0 1 0 1 50.0 % 50.0 %

迷ったら2~5枠が良さそう

 5枠が3勝2着1回3着1回と勝ち馬数では1つ抜けている。
 2枠は2勝2着2回3着1回で連対率40%、複勝率50%。
 4枠も1勝2着1回3着3回で複勝率50%でここまでが優勢。
 逆に1・6・8枠は連対率が5~11%と劣勢。
 迷ったら2~5枠を中心に考えたい。

【枠順別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1枠 1 0 1 7 11.1 % 22.2 %
2枠 2 2 1 5 40.0 % 50.0 %
3枠 0 2 0 8 20.0 % 20.0 %
4枠 1 1 3 5 20.0 % 50.0 %
5枠 3 1 1 13 22.2 % 27.8 %
6枠 1 0 2 15 5.6 % 16.7 %
7枠 2 2 1 15 20.0 % 25.0 %
8枠 0 2 1 17 10.0 % 15.0 %

差し馬か好位馬を軸に考えたい

 差し馬が4勝2着2回3着6回、好位馬が4勝2着1回3着3回。いずれかから軸を選びたい。
 逃げ馬は1勝2着4回だが、この5頭は全て1・2番人気に推されていた。
 追込馬は1勝2着3回3着1回(1・2・3・3・5番人気)で、こちらも上位人気なら。

【脚質別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着
逃げ 1 4 0
好位 4 1 3
捲り 0 0 0
差し 4 2 6
追込 1 3 1

好相性の3レース経由馬か、トライアルレース優勝馬か

 JBC3競走のいずれかに出走し一桁着順だった馬が、3勝2着3回3着4回着外3回で連対率46%・複勝率77%。
 テレ玉杯オーバルスプリントで一桁着順だった馬が、5勝2着1回3着4回着外7回で連対率35%・複勝率59%。
 秋の大井マイル重賞(マイルグランプリ、2020年~2022年はサンタアニタトロフィー)が、5勝2着3回3着1回着外11回で連対率40%・複勝率45%。
 以上3レース経由馬が中心で、毎年連対していたのだが、SIに昇格された2024年は別路線組で1~3着。傾向が変わったのか注意したい。
 トライアルレースのまがたま賞優勝から参戦、連勝を飾ったのは3頭(2016・2023・2024年)近2年の流れからするとこちらが有力か?
 近2走共に1800m以上のレースを使っていたのは2頭のみで、近2走内にマイル以下のレースを使っていた馬から選びたい。
 尚、前述の3レース経由馬以外は、近2走に3着以内の好走歴があった事を付け加えておく。

ライター:友好春

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